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基本的には八割窯で、大きさは六尺六寸。普通の八尺窯からすれば一回り小さく、材料は古い校舎解体時に貰ってきていた基礎の土台石を長さ30cmに切断して、原寸に合わせて耐火モルタルで繋ぎ、気密性を保ち、外側は放熱を防ぐため、普通の土で固めました。
炭窯作りに適した良い土が近くに無い為、鉄筋コンクリートで作りました。(平戸には木炭焼の炭窯をコンクリート製にしている炭窯が何基かあり、参考にさせて頂きました。)コンクリートの耐火温度は400〜500度程度と聞き、炭化中は大丈夫だが、ねらしの時は内部温度が800〜1000度近くになるので心配していました。構造的にはD13の鉄筋をα150*150のWとしコンクリートの厚さは20cm高炉セメンの生コンを使用しました。
炭窯の完成です。左が焚き口、右が炭材の出し入れ口です。これから小屋屋根作りです。材料は不要になった木製の電信柱を使用。柱、梁、けたにリサイクルしました。
孟宗竹の4年生以上の充実した竹のみを厳選して切っています。最近は、どこの竹山も手入れがされず荒れ放題です。間伐して枯れ竹を整理してやる事によって、良い筍も出来るし、竹の爆発的な繁殖を防ぎ(竹は特に孟宗竹は筍が出てほぼ1ヶ月程度で12〜15cm以上にもなり、木の成長より早く上に伸び葉が茂るので、下にある木に日が当たらなくなり木が枯死してしまい、竹が勢力を伸ばし竹林の範囲を広げています。)、地球温暖化対策にも一役かい、山の環境を守る事により、良い水が海に注ぎ海草が良く育ち、海の中の環境改善にも繋がり、よって魚も増え釣りが趣味の私もまた楽しみが増えます。
山から切り出した竹を1mに切断し、大きさによっては四割から八割にして、季節によって3〜6ヶ月間自然乾燥します。
自然乾燥した竹を立ち詰めにして焚き込み窯口をレンガと粘土で密閉します。
いよいよ火入れです。焚き口燃材を入れ口焚きを始めます。燃材は杉や檜等の間伐材の不要な木を使い24時間から36時間かけて竹の乾燥状態によりゆっくりと窯の温度を上げていきます。口焚き窯内が真っ赤になりコンクリートの内側の温度は800度を超えていると思われます。焚き口上部のコンクリートにクラックが入り(4ミリ程度)コンクリートの外部温度が200度を超えます。この時に炭窯の気密性が損なわれると思われがちですが、内部温度と外部温度の差により、内部の方が大きく膨張し外部を押し広げるため、外部のクラックは大きくなるが、内部の空気は漏れることはありますん。
煙突の煙の温度が80度位になり炭材の熱分解が始まりました。口焚きを止め焚き口を空気穴を残して密封し竹酢液採取の為のフードを取り付けます。
竹酢温度液採取の為の冷却装置です。煙の80〜150度以内で竹酢液を採取しますが、冷却装置内部に竹を使って一工夫した事により、タール分を吸着させ竹酢液への混入を抑えて、タール分の少ないソフトな竹酢液を採取できるようになりました。タール分が多い竹酢液は舐めてみると舌が痺れる様な感じがしますが、それがなく大変良い竹酢液が出来ていると思っています。タール分が少ない為、色も薄くソフトでマイルドな祖竹酢液がとれています。祖竹酢液を半年から1年静置してねかせ、タール分を反応分離して、上層の軽油タールを取り除き、中間層(下層は重タール)のみを静かに汲み取りろ過したものが竹酢液原液です。
炭の焼き上がった窯の内部です。火口の近くは灰化しますが、内部には良い炭があると思います。竹の乾燥状態が良かった為、縦割りのひびが入った炭が殆んどありません。竹が乾燥しすぎると今度は炭が軽くなってしまいます。(害はありません)この炭を節の部分を切り離し、13cm、10cm、8cm、それ以下と4種類に切り分けます。
精錬度試験
テスターを使って精錬度を測ります。
高温で炭化した炭は電気抵抗が低く
なります。これは、5Ωでかなり高温
(1000度近い)で炭化した事が分か
ります。
自宅前から平戸瀬戸を望み、その向こうに田平が見えます。余談ですが、平戸瀬戸は潮流が速く魚種も豊富で季節によって色んな魚が釣れます。奥平戸は釣り道場とも言われています。主な漁として3〜4月ののっこみチヌ、クサビ(ベラ)、キス、アジ、イサキ、クロ、ケンサキイカ、アオリイカ、鯛、カサゴ、石鯛等が釣れ、お酒が本当に美味しくなります。話がずれてしまいました。
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